サポート校は通信制高校卒業をサポートする学校です。両方の学校に入学が必要になります。普段の通学や学習など、学校生活の基盤はサポート校です。単位・卒業を認定するのは、通信制高校になります。同時入学する通信制高校は遠方にあっても、普段の登校やスクーリングも含めて生活しやすい環境が多いようです。
サポート校には、各サポート校により様々なカリキュラムがあります。大別すると通学タイプと在宅タイプがあります。通学タイプの中でも週1～5日を選べたり、午前・午後から、または、通学できる日が登校日など、学校や選択コースによって異なったりします。教室という場所にとらわれない自由な空間を希望する場合、インターネットを使った放送視聴で学ぶ、在宅タイプ。ただしどちらのタイプも年に数回のスクーリングに参加する必要があります。自分の体調や興味に合わせた学校選びができるのがサポート校の最大の特徴です。
サポート校の多くは、通常３年間で卒業できます。ですから、新入生の場合は３年間です。
また、現在高校に在学中の生徒、以前在学していた生徒は、その在学期間も加算して３年間で卒業できるサポート校がほとんどです。
サポート校は、通信制高校のサポートが多いので、留年というものはありません。通常、最低１年間で８単位から10単位で進級できます。単位取得のサポートも受けられますので１～2教科で進級も可能です。ただし、３年間で74単位が通信制高校の卒業基準です。修得できなかった単位は次回に再履修という方法もあり、多くの場合、留年の心配はありません。
サポート校の学習はレポートが中心です。レポートとは通信制高校の各教科によって設定されたプリントで必要枚数を提出します。レポートの内容は教科書の内容から出題され、指定された範囲の学習状況を確認するのが目的です。レポート作成のサポートも受けられ、提出状況や管理もサポート校で行ってもらえるので安心です。
サポート校では、レポートの内容は教科書から出題されます。わからないことがあった場合、教科書を見直したり、スクーリング以外でも登校して先生に質問するチャンスがあります。また、メールで問い合わせできる場合もあります。 インターネットを利用したe-ラーンニグを行っている学校であれば、コンピュータ通信により先生とオンラインで対面して質問することもできます。
サポート校では、通信制高校で設定された次の3つをクリアすれば単位が認定されます。①規定されたレポートを提出し、基準をクリアすること、②一定時間数以上のスクーリング（面接指導）を受けること、③単位認定試験を受け一定の基準の成績を修めること、の3点です。ただし、全ての高等学校で1年間に10時間の特別活動が必要となります。例えば、入学式やホームルーム、修学旅行や遠足などの課外授業もこれにあたります。
サポート校では、単位の認定は通信制高校で認定します。単位数の上限は各学校によってありますが、入学する通信制高校で教科として設定されていれば取得単位として認定されるようです。高等学校の科目に読み替えられて認定される場合が多いようです。
サポート校は一般的に単位制を採用している学校が多く、３年間で必要な単位数を修得すれば卒業できるので、留年の心配はありません。1学期間で最低8～10単位で進級できます。
1年間で認定する場合と、半期(6か月)で認定する場合と2通りあります。半期でも認定を受けられますので、チャンスが2回ある学校も多いようです。単位を落としても留年とならずに再履修など、さまざまなかたちでサポートを受けられるようです。
サポート校を卒業するためには、次の3つのポイントをクリアする必要があります。①在学年数は3年以上であること。②必履修科目（文部科学省で規定された科目）＋選択科目＝７４単位以上を修得すること。③特別活動時間は、基本的には1年間で10時間以上の参加が卒業条件となっていて、卒業時までに30時間以上に参加していること。入学式や卒業式など儀式的行事やホームルーム、体育祭、校外学習（遠足・修学旅行等）などの学校行事が活動内容となります。
サポート校の多くは、在籍年数の上限はない場合が多いようです。通信制高校で単位の認定を受けますので、3年以上卒業にかかる場合はほとんどありません。また、通信制高校では、単位制を採用していますから、働きながら学んでいる人などの場合は、何年かかけて修得することも可能です。目標に合わせて学びの計画を立ててください。一方、学年制を採用している場合などは、6年や8年といった上限のある学校もあるようです。ただし、卒業するには3年以上の在籍期間が必要です。
②サポート校のシステム
