「殺陣を通して自分に自信」――通信制高校の技能連携校が指導

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「殺陣を通して自分に自信」――通信制高校の技能連携校が指導

2010年11月26日

YOMIURI ONLINE(11月23日)によると、「殺陣(たて)」を授業に取り入れている通信制高校の技能提携校「アーツ・エンターテイメント学院高等部」の生徒らが、殺陣の演舞チーム「昇龍」を結成し、地域のイベントなどで披露しているという。


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 同高等部は2006年に開校、生徒らは高校卒業の資格を取得するために通信制の高校の勉強をしながら、舞台や音楽などについて学ぶ。八木哲夫校長(62)の知人に、時代劇などで殺陣を指導する「殺陣師」がいたことから、「集中力や体力を高め、相手への思いやりも生まれる」として講師に招いた。


 必修科目として取り組み、校内で成果を披露してきたが、「生徒らにもっと発表の場を与えたい」と、「昇龍」を4月に結成。興味を持った1、2年生数人が参加し、その後3年生数人も「思い出づくりに」と加わった。放課後に音楽に合わせて木刀を振ったり、仲間らと動きを合わせたりする練習に励んでいる。


 5月に神戸市であった「神戸まつり」で初披露したのを手始めに、府内では、9月に大阪市天王寺区の高齢者施設を慰問したり、10月に同市住吉区の祭りに出演したりするなど、はかま姿で舞台に立ってきた。


 中学生の時に不登校を経験した1年溝口一樹さん(16)は「思い切りやると、大きな拍手がもらえるのが快感。自信が出てきた」と喜ぶ。ほかにも複数の不登校経験者がいるが、楽しそうに元気に取り組んでいる。


 八木校長は「子供たちの社会性が少しずつ高まってきている。演舞を通してさらに成長する姿を見てほしい」と話している。

引用元:YOMIURI ONLINE「不安バッサリ殺陣に学んだ」(11月23日)


指導を受けている生徒の多くは、中学時代に不登校を経験した。今は声優や俳優になる夢を追いかけている。演舞を通して次第に自分に自信をもつようになってきたという。いつの日か、大舞台で活躍する生徒たちの姿が楽しみだ。

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